実機でUbuntuを使いたいけど、デュアルブートは怖いしWindowsを消したくはない…。と思って調べていると、こんな記事を発見。

Windows PCに安定したネイティブLinux環境を構築する方法

これいいじゃん!ということで、外付けSSDにUbuntuをインストールして開発環境を作ってみました。

実施環境

  • ThinkPad X1 Carbon Gen10 (Win11をインストール済)
  • SK hynix SSD Tube T31 512GB
  • インストーラー用のUSBメモリ

外付けSSDはAmazonで安かったSK hynixのやつです。今のところしっかり動作しています。

手順

  1. ISOを落としてRufusとかでブートディスクを作る
  2. ブートメニューでUSBメモリを選択して起動
  3. インストールする

基本的には普通にインストールすれば良いですが、インストール先のSSDの選択には気をつけましょう。間違うとWindowsが抹消されてしまいます…。

インストール後の設定

以下、インストール後に実施した設定などを書いておきます。

ディレクトリ名を英語に変更

「ダウンロード」や「ドキュメント」みたいなやつを英語に変更します。

LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

ZshをインストールしStarshipを導入

Zshをインストールして、Starshipというターミナルを超かっこよくできるツールを導入します。まずはZshの導入から。

sudo apt install zsh
chsh -s $(which zsh)

次にStarshipの導入。私はCargoを使ったのですが、スクリプトのほうが簡単そうなのでそちらを書いておきます。

curl -sS https://starship.rs/install.sh | sh

そしたら~/.zshrcの最後に以下を追記します。

eval "$(starship init zsh)"

これでターミナルを立ち上げ直すと、ちょっとカラフルになってるはずです。もっとイケてる感じにしたいので、プリセットを導入します。(その前にNerd Fontを導入してね!めんどいから書かないけど)今回はTokyo Nightというプリセットを例にします。

starship preset tokyo-night -o ~/.config/starship.toml

~/.config/starship.tomlに以下の内容を書き込みます。(絵文字が表示されてなさそうなので公式見てね)

format = """
[░▒▓](#a3aed2)\
[  ](bg:#a3aed2 fg:#090c0c)\
[](bg:#769ff0 fg:#a3aed2)\
$directory\
[](fg:#769ff0 bg:#394260)\
$git_branch\
$git_status\
[](fg:#394260 bg:#212736)\
$nodejs\
$rust\
$golang\
$php\
[](fg:#212736 bg:#1d2230)\
$time\
[ ](fg:#1d2230)\
\n$character"""

[directory]
style = "fg:#e3e5e5 bg:#769ff0"
format = "[ $path ]($style)"
truncation_length = 3
truncation_symbol = "…/"

[directory.substitutions]
"Documents" = "󰈙 "
"Downloads" = " "
"Music" = " "
"Pictures" = " "

[git_branch]
symbol = ""
style = "bg:#394260"
format = '[[ $symbol $branch ](fg:#769ff0 bg:#394260)]($style)'

[git_status]
style = "bg:#394260"
format = '[[($all_status$ahead_behind )](fg:#769ff0 bg:#394260)]($style)'

[nodejs]
symbol = ""
style = "bg:#212736"
format = '[[ $symbol ($version) ](fg:#769ff0 bg:#212736)]($style)'

[rust]
symbol = ""
style = "bg:#212736"
format = '[[ $symbol ($version) ](fg:#769ff0 bg:#212736)]($style)'

[golang]
symbol = ""
style = "bg:#212736"
format = '[[ $symbol ($version) ](fg:#769ff0 bg:#212736)]($style)'

[php]
symbol = ""
style = "bg:#212736"
format = '[[ $symbol ($version) ](fg:#769ff0 bg:#212736)]($style)'

[time]
disabled = false
time_format = "%R" # Hour:Minute Format
style = "bg:#1d2230"
format = '[[  $time ](fg:#a0a9cb bg:#1d2230)]($style)'

これで立ち上げ直すとかっこいいターミナルになってます。

GNOMEを拡張機能を入れてWindows風に

ArcMenuとDash to Panelを導入しました。

まとめ

最終的にこうなりました。

カスタマイズ後のUbuntuデスクトップのスクリーンショット

まあまあスタイリッシュで使い勝手も良く、安全にWindowsとも両立できているので、個人的には満足しています。外付けSSDにLinux、おすすめです。それでは!

参考リンク